認知症の介護は忍耐だ!

認知症の実母を介護する主婦のブログです。現在要介護3。2年間の自宅介護を経て、特別養護老人ホームに入所。そんな母とのやりとり、認知症の介護中に困ったことや 知らなかった介護保険のことなどなど、綴っていきます。

認知症を疑って初の診察。テストもするらしい。未知の世界に私も緊張(笑)

やっとやっと待ちに待った母の診察日がやってきました!

しかし!!

前日からまさかの集中豪雨に見舞われ、お隣の市にある従姉の医院までの道路があちこち冠水しているとの情報が・・・(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!

ありえない・・・でも行かないのはもっとありえない・・・ヽ(゚Д゚;)ノ!! せっかく説得したんだ!今日しかない!というわけで、とにかく母を助手席に乗せて家を出ました。

 

通常なら1時間弱の道のりです。久しぶりのドライブのつもりで母と世間話をしながら車を走らせましたが、とうとう冠水している地域にさしかかり・・・今来た道を引き返したり回り道したり、多少の冠水なら強行突破したり(笑)もうとにかく必死です!このチャンスを無駄には出来ないんです!!(笑)

 

しかし、早めに出発したというのに普段の倍以上時間がかかってしまい、仕方なく途中で車を停め受付に電話。診察時間も終了してしまう時間帯でしたが、なんとか待っていただけることになりホッと胸をなでおろし、とにかく急ぎました。

 

やっとの思いで2時間半かかって到着(;´Д`A “すぐに問診票に記入し、待合で待っていると

 

「久しぶりー!元気?おばさんも元気だったー?」

 

と従姉がやってきました。ひとしきり母と話してくれ、早々に中待合へ通されました。その時コソッと

 

「おばさん元気そうじゃん。よかったよかった♪」

 

と従姉から笑顔で声を掛けられました。

・・・そうなんです。母はとにかく外面が良い。家の中で家族に見せる顔とは全然違うよそ行きの顔を見せ、声のトーンまで変わります(^^;)これは元々の人間性なんですが、これ・・・認知症を患っていろんなことがわからなくなっても無くならない部分だってのが後々わかりました(^^;)人間の本質ってすごい。というか、最後までそこだけは残るんだなぁと実感しました。そのお話はまた後日。

 

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さて。程なくして母の名前が呼ばれ、母だけ診察室へと誘導されました。待つこと数分・・・母が診察室から出てくると、次はお隣の部屋でテストをするとのこと。認知症について調べまくっていた私は「あ、あれか」と予測。

ミニメンタルステート検査 - Wikipedia←これですね。

 

看護師さんと2人で別室にてテストを実施している間、私は先生から診察室へお呼びがかかり、ここ最近の状況や困っていること等々事細かに話を聞いていただきました。認知症を疑っていることも話し、可能性はあるねぇ・・・という会話をしていた頃、看護師さんが母のテスト結果を持ってきてくれました。早速テスト結果を見てみると、30点満点で24点以上が正常と判断されるこのテスト・・・母は23点でした。はい、とてもビミョーなラインです(^^;)認知症は波があるからねぇ・・・と言いながらも

 

「・・・まぁ認知症でしょうね。ただこれだけでは判断できないので、紹介状書きますからMRIを撮ってみてください。それで総合的に判断ということになります。」

 

そか。MRI・・・。まだ確定ではないのか。

でも今回お医者さんは話しやすい従姉のご主人。ぶっちゃけ聞いてしまおう。というわけで

 

「やっぱり認知症なんですよね?」

 

「そうですね・・・たぶん。ちなみに認知症は、発症から10年で人生を終えるといわれています。時間や場所がわからなくなり、人もわからなくなり、食事ができなくなり、寝たきりとなり・・・という感じです。」

 

なるほど・・・。ちなみに

認知症の余命って?

とにかく認知症は個人差が大きいのと、お医者さんによって見解はまちまちなのですが、平均6~10年というところのようです。ただ、特にアルツハイマーの場合、発症がいつなのかというのが非常にわかりにくいので、このくらいの幅があるのかなと思います。しかもこれも聞いた話ですが、発症から診断までに平均3年前後かかることが多いそうで、診断から3~4年で終末期に向かう場合が多いとのこと。もちろんそうでない方もいらっしゃいますので一概には言えませんが。

 

認知症は現在の医療では治ることのない病気・・・。進行を遅らせることは出来ても、発症してしまったら少しずつ少しずつ出来ることが減っていってしまいます。うーん、自分がそうなったら辛いかも(ノω・、) ウゥ・・・ 

でも実は30~40代から脳の異変は始まっているとも聞きました。ただ、最近は予防できるとおっしゃる方も増えてきていますので、子供たちに負担をかけないためにも、今から出来ることは実行していきたいと思います。

 

さて、話を戻しまして。 

 

正直、認知症だと聞いてもそこまでショックはありませんでした。認知症を疑って調べまくりながらすでに覚悟はしていたし、逆に以前とは違う母の様子の原因がわかってよかったと思いました。原因がわかれば、これからどうしていけばいいのか方向性が見えてきますから。ただ、今まで『死』について深く考えたことがなかったので、なんだか急に身近に死を感じたような気がして、複雑な心境でしたね・・・。

 

とはいえ、まだ認知症と確定したわけではないので、今後やるべきことをご説明いただき、総合病院の神経内科への紹介状を受け取って帰宅することに。MRIの予約は、最短で取っていただきましたが数週間後です。それまでにやっておくことは・・・

 

  1. 役所の地域包括センターへ行き、介護保険の申請をする
  2. 認知症と診断された場合のことを考え、今後通院する病院を決める

 

まずはこの2点。

 

んじゃ早速地域包括センターへ行ってみよう。介護保険の仕組みもよくわかっていないし、今後使えるサービスのこともいろいろ知りたいし。それにしてもとうとう介護生活かぁ・・・どうなるんだろ・・・やっぱりなんだかちょっと不安だね・・・(‘・c_・` ;)

 

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